ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

2012年08月のアーカイブ

39 件の記事

2012年08月に投稿された記事の一覧です。 1ページ中1ページ目を表示中。

全然去年と違う・・・:ロングロウ 18年 オフィシャル 2012年リリース

毎年違ったコンセプトでいくんでしょうか?   ロングロウ LONGROW 18yo OB 46% bottled in 2012 やや近年のシェリーのニュアンスを強く感じる、プラム、チョコレート、若干サルファリー、ロングロウらしい独特のピート感はあるが、ややもっさりした甘味のシェリーの影に隠れている。 【Good】 今年リリースのロングロウ18年。 私にとっての非常にロングロウらしい味と感じて好

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これまでのテイスティングノート14:グレングラント 1963-1984 21年 サマローリ

  グレングラント GLENGRANT 1963-1984 21yo SAMAROLI 46% Matured in SHERRY WOOD CASKS one of 480 bottles ・香り: 陶酔感のある香り、グレープフルーツ、メロン、白い花、薄めた蜂蜜、バニラ、カスタード、薄い紅茶、乾いた麦、桃や青リンゴ、フルーツは全体的に爽やかさを保ったまましっとり熟した印象、透明感もありふわり

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ミルトンダフ 12年 セスタンテ ”プラスカーデンヴァレー” 61.1%

ミルトンダフ MILTONDUFF 12yo sestante "PLUSCARDEN VALLEY " 61.1%

セスタンテの”プラスカーデンヴァレー”ハイプルーフ。中身はミルトンダフです。   ミルトンダフ MILTONDUFF 12yo sestante "PLUSCARDEN VALLEY " 61.1% 熟したプラムなどを感じるオールドの良いシェリー感、ちょっとデンプンっぽい麦感、シェリー感はきつすぎずほど良く効いている、味はリッチで複雑でかなり美味しい。 アルコール感は度数ほど強い感じではなく、じ

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これまでのテイスティングノート13:グレンロセス 1970-2010 40年 スリーリバーズ ザ・ライフ

グレンロセス GLENROTHES 1970-2010 40yo TR “THE LIFE” 43.7% one of 203 bottles

  グレンロセス GLENROTHES 1970-2010 40yo TR “THE LIFE” 43.7% one of 203 bottles ・香り: まずはまったりしたヴァニラクリーム、熟したパインやオレンジ、少しさっぱりした青リンゴやマスカット、草とモルトのニュアンス、薄めの蜂蜜、時間と共に紅茶が強まり、陶酔感もでてくる ・味わい: 青リンゴと蜂蜜、やはりクリーミーでまったり甘く、生

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ここでもピート?:リンクウッド 1987-2011 24年 リキッドサン

リンクウッド LINKWOOD 1987-2011 24yo Liquid Sun 54.6% one of 329 bottles, EX-BOURBON WOOD, "Peated Type"

意外にも仕込んでたピーテッドタイプ。   リンクウッド LINKWOOD 1987-2011 24yo Liquid Sun 54.6% one of 329 bottles, EX-BOURBON WOOD, "Peated Type" オレンジ、ヴァニラ、乾いたモルティ、奥には潮やヨードを感じないドライなピート。 ピーテッドタイプだがボディの厚みや旨味の要素はあまり感じない。 【Good,

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ベリージャムの極み:スプリングバンク 1970-1987 スコッチモルトウイスキーソサエティ 27.3

スプリングバンク SPRINGBANK 1970-1987 SMWS (27.3) 56.5%

往年のSMWSとバンクの実力でしょうか。メチャ旨です。   スプリングバンク SPRINGBANK 1970-1987 SMWS (27.3) 56.5% 香りは強く高貴なシェリー、強烈な赤いベリージャム、ブドウ、フルーツは濃いが甘酸っぱい印象も伴う、黒糖、奥には麦、かなりの陶酔感がある。 味わうとさらに強い陶酔感、やや収斂性があるシェリー樽の深く心地よい渋味、ベリージャム、かなり厚いボディ、ギ

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第3回SBT告知

第1回

今回はイベントのお知らせです。 突然ですが、whiskylinkにて、私の主催で行っているストイックブラインドテイスティング(SBT)というイベントがあります。 今回で第3回になりますが、また開催させていただきます。  イベントの主旨などはwhiskylinkでしつこく書かせていただいてますので、そちらを参照していただきたいのですが、簡単に言えば、まったくのノーヒントでウイスキーを評価し、蒸留

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思い出のクライヌリッシュ・・・とシェアのボトル:クライヌリッシュ 1972-2005 32年 グレンマスター #14354

旨さもさることながら、思い出が染み込んでくるような1杯でした。   クライヌリッシュ CLYNELISH 1972-2005 32yo GLEN MASTER #14354 53.5% 濃い蜂蜜、蜜蝋、ワックス、熟したアプリコットやオレンジ、粘性の高いヌルッとした舌触りとねっとりした濃い甘味、樹液、アプリコットティー、かすかなピート、厚めのボディ、不思議と感じる旨味成分、長く心地良い余韻。 【V

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これまでのテイスティングノート12:ラフロイグ 1979-1997 18年 クライスデール #5967

ラフロイグ LAPHROAIG 1979-1997 18yo Clydesdale #5967 53.5% one of 222 bottles

  ラフロイグ LAPHROAIG 1979-1997 18yo Clydesdale #5967 53.5% one of 222 bottles ・香り: グレープフルーツの綿と粉っぽい抹茶感、生ハムメロン、干し草のような枯れた感じ、少しチーズ、爽やかな柑橘と熟したパッションフルーツ、ピーテッドモルトもやわらかに主張する ・味わい: フレッシュさも熟した感じも両方あるグレープフルーツ、粉チー

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自宅テイスティング:ブナハーブン 1965-2011 45年 ウイスキーエージェンシー プライベートストック

ブナハーブン BUNNAHABHAIN 1965-2011 45yo TWA private stock 40.0%

久々に買ったブナハーブン。超長熟です。   ブナハーブン BUNNAHABHAIN 1965-2011 45yo TWA private stock 40.0%  Matured in:REFILL HOGSHEAD one of 195 bottles ・香り: 華やかでクリアなエージェンシーらしいフルーティ、探すとフルーツ感がどんどん出てきてノージングが楽しい。グレープフルーツ、リンゴ、桃、

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これまでのテイスティングノート11:ハイランドパーク 1977-2010 33年 ウイスキーエージェンシー パーフェクトドラム

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1977-2010 33yo THE WHISKY AGENCY THE PERFECT DRAM 52.3% EX-BOURBON HOGSHEAD, one of 193 bottles

  ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1977-2010 33yo THE WHISKY AGENCY THE PERFECT DRAM 52.3% EX-BOURBON HOGSHEAD, one of 193 bottles ・香り: 草っぽいピートがしっかり、濃い蜂蜜、チーズ、ナッツが充実しているが特にピーナッツクリーム、熟したプラム、紅茶、焦がし麦、リッチで複雑、TWAらし

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中身はなんだろう?:ハイランドクイーン 30年

シングルハイランドモルトとのこと。   ハイランドクイーン HIGHLAND QUEEN MAGESTY 30yo 40% limited edition, one of 2000 bottles 熟した桃や洋ナシのような甘いフルーツ感がしっかり感じられる。 甘味はさらりとしている。ボディは軽く全体的には上品な仕上がり。 長熟の加水だが、40度にするのに加水は結構多くしたような印象。 【Good

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これまでのテイスティングノート10:キャパドニック 1969-2010 41年 スリーリバーズ ザ・ライフ #512

  キャパドニック CAPERDONICH 1969-2010 41yo THREE RIVERS "THE LIFE" 9th #512 44.4% one of 168 bottles ・香り: まずマスカットと青リンゴ、ピーチ、パイナップル、熟したオレンジ、少しグランマルニエのよう、薄くヴァニラと紅茶、フルーツ以外の要素はそれほど主張しないがとにかくフルーティ、レッシュなものも熟したもの

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これまでのテイスティングノート9:ロングロウ 1987-2007 サマローリ “THE LAST BOTTLING”

  ロングロウ LONGROW 1987-2007 SAMAROLI "THE LAST BOTTLING" 45% one of 298bottles ・香り: グレープフルーツ系の柑橘、パスタにかけるパルメザンチーズやブルーチーズ、生ハム、しっかりモルティ、塩コショウの効いたプレッツェル、しっとりしたピート感、乾いた草 ・味わい: 加水らしいやわらかな口当たりから徐々にスパイシー、やはりフ

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さすがに買いに行けない:バルブレア 1992-2012 オフィシャル ハンドボトリング #2990

蒸留所に行かないと買えないボトル。 BALBLAIR バルブレア 1992-2012 OB HAND BOTTLING #2990 60.9% 熟したオレンジ系の柑橘、濃い蜂蜜の甘さ、ホワイトチョコ、オイリーで粘性が強い。 厚いボディとハイストレングスらしいスパイシー。甘くスパイシーな余韻が長い。 【Good/Very Good】 はからずしてオフィシャルのテイスティングコメントと結構近い

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ビバ!ジャッコーネ!!:グレンファークラス 15年 オフィシャル ジャッコーネ向け

やはり偉大です。   グレンファークラス GLENFARCLAS 15yo OB for EDWARD GIACCONE 46% 香りは非常に複雑。濃いシェリー、甘酸っぱそうなプラムとブラックベリー、黒糖、濃いカラメルソース、麦、レザー、クローブ、最初から感じた麦だが時間とともにどんどん膨らむ、(先日のバンク10年フルプルーフに近い印象の)重厚さと厚みを感じる。 味わいは香りより重くない高貴なシ

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これまでのテイスティングノート8:ボウモア 1994-2008 14年 BBR レトロラベル メゾンドウイスキー向け #1685

ボウモア BOWMORE 1994-2008 14yo BBR retro label for La Maison du Whisky #1685 54.5%

  ボウモア BOWMORE 1994-2008 14yo BBR retro label for La Maison du Whisky #1685 54.5% ・香り: シェリーカスクらしいベリー、アプリコット、オレンジなどの熟したフルーツが充実、カラメル、レザー、アーシー、しっとりしているがしっかりしたピート感、少しクローブ、焦がし麦、海苔、かすかに火薬もあるが全然許容範囲内、厚く複雑な

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毎回美味しいTUN1401:バルヴェニー オフィシャル TUN1401 バッチNo.5

もうバッチ5。ペース早いですね。   バルヴェニー BALVENIE OB TUN1401 BATCH No.5 50.1% 黒糖、少しブランデーのようなブドウ感のあるフルーティなシェリー香、麦感とボディもしっかり。心地良いウッディネスだがやや強めのタンニン・渋味、濃い蜂蜜や樹液や蜜蝋をイメージする粘性あり。 今までのTUN1401同様、バーボンとシェリー両方の良い樽の味が感じられ、リッチで濃厚

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若いけど結構いける:カリラ 2000-2011 10年 エィコーン #309883

カリラ CAOL ILA 2000-2011 10yo ACORN'S #309883 57.3%

エィコーンから、わりと最近のボトル。   カリラ CAOL ILA 2000-2011 10yo ACORN'S #309883 57.3% グレープフルーツを中心としたボウモアに近い方向性のフルーツ感あり。桃っぽさもある。ピート感はヨードっぽく、こちらはラフロイグに近い印象。熟成年数のわりに若さは感じない。美味しいアイラモルト。 【Good】 日本の輸入業者でありボトラーでもあるエィコーンの

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これまでのテイスティングノート7:ラフロイグ 1989-2008 18年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 29.66

ラフロイグ LAPHROAIG 1989-2008 18yo SMWS(29.66) 53.7%

  ラフロイグ LAPHROAIG 1989-2008 18yo SMWS(29.66) 53.7% ・香り: シェリーの効いたピーティウイスキー、レーズンなどドライフルーツ、カラメルソース、熟したオレンジ、しっかりピート、かつおぶし、強めのクレオソート、レザー、少しアーシー ・味わい: ドライフルーツに加えてアプリコットやベリーなど熟したフルーツが出てくる、きつめのピート、薄めたカラメルソー

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渋いハイランダー:ロングモーン 1968-1989 20年 インタートレード

このラベル、テンション上がります。   ロングモーン LONGMORN 1968-1989 20yo INTERTRADE 45% one of 350 bottles 香りは穏やかなシェリー感と若干無骨な麦感、プラム、アプリコット、まったりと粘性の高そうな印象。 飲むと濃厚だがナチュラルなロングモーンらしいトロピカル感、シェリーはキツくない程度に効いていて酒質のフルーティと合わさって複雑。 加

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これまでのテイスティングノート6:グレンエルギン 1976-2008 32年 ウイスキーエクスチェンジ ”グリーンエルギン” #5443

グレンエルギン GLEN ELGIN 1976-2008 32yo THE WHISKY EXCHANGE "GREEN ELGIN" #5443 40.8% Matured in:unknown, one of 215 bottles

  グレンエルギン GLEN ELGIN 1976-2008 32yo THE WHISKY EXCHANGE "GREEN ELGIN" #5443 40.8% Matured in:unknown, one of 215 bottles ・香り: 華やかなフルーティ、マスカットなど白ブドウがしっかり、グレープフルーツ、青リンゴ、少しメロン、フレッシュさが前面だが、熟したピーチのような感じも

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最新のアートワーク:インペリアル 1995-2012 16年 スリーリバーズ&ウイスキーエージェンシー アートワーク

インペリアル IMPERIAL 1995-2012 16yo TR & TWA 52.1% EX-BOURBON WOOD, one of 266 bottles

例にもれずフルーティでした。   インペリアル IMPERIAL 1995-2012 16yo TR & TWA 52.1% EX-BOURBON WOOD, one of 266 bottles 香りはわりと華やかでフルーティ、青リンゴ、ヴァニラ、桃、ほどほどに麦。 味わいは桃と柑橘などフルーツがしっかり。熟成年数のわりに若さはあまり感じない。ボディも含め全体にキレがあり軽やか。 【Good/

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これまでのテイスティングノート5:リトルミル 1990-2010 20年 エクスクルーシブモルツ #713

リトルミル LITTLEMILL 1990-2010 20yo THE EXCLUSIVE MALTS #713 51.3% one of 217 bottles

  リトルミル LITTLEMILL 1990-2010 20yo THE EXCLUSIVE MALTS #713 51.3% one of 217 bottles ・香り: 華やか、ジャムというほどの濃縮感はないが熟したフルーツが充実、少しとってつけたような印象だが缶詰のパイナップルのトロピカル感、ヴァニラクリーム、しっかりとアルコール感、後半に少しもっさりした紙っぽいともいえるモルティ、

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自宅テイスティング:ラフロイグ 18年 オフィシャル ダイアモンドジュビリー記念仕様

ラフロイグ LAPHROAIG 18yo OB "Diamond Jubilee" 48% one of 3000 bottles

今年発売されたラフロイグのダイヤモンドジュビリー記念・・・仕様。   ラフロイグ LAPHROAIG 18yo OB "Diamond Jubilee" 48% one of 3000 bottles ・香り グレープフルーツ、パイナップルなどまったりしたトロピカル感、しっかりピート、OB10年ほど強くは無いがヴァニラ、蜂蜜、青リンゴなどのバーボン感、潮のニュアンス、かつおダシ、リッチでなかなか

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これまでのテイスティングノート4:グレンオード 28年 オフィシャル

グレンオード GLENORD OB 28yo 58.3% bottled in 2003

滋味深く深い味わいです。    グレンオード GLENORD OB 28yo 58.3% bottled in 2003 ・香り: しっかりと厚みのあるモルティ、濃い蜂蜜の甘い香り、紅茶、蜜蝋、 オレンジ、熟しはじめたプラム、ナッツ、クリーム、奥にからピート、 モルティが前面にあり無骨で重厚な印象だが、徐々にフルーツもでてくる感じ。 ・味わい: モルティ&濃厚なハニーの甘味、味わいも重厚、ややス

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これまでのテイスティングノート3:グレンアラヒー 1973-2010 36年 アデルフィ #1973

グレンアラヒー GLENALLACHIE 1973-2010 36yo ADELPHI #1873 48.1%

  グレンアラヒー GLENALLACHIE 1973-2010 36yo ADELPHI #1873 48.1% ・香り: アプリコットティー、プラム、オレンジ、蜂蜜、樹液や蜜蝋、焦がし麦、奥に薄くピート感、あまり華やかではなく、どっしり無骨な印象 ・味わい: やや無骨だが強いフルーツ、噛めば噛むほど湧いてくる甘酸っぱいプラムやピーチなどの果実感、ヴァニラクリーム、後半はオイリーで若干のトロ

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セクシーなシェリー感:グレンドロナック 1968 オフィシャル ANA向け

うっとりするような陶酔感です。   グレンドロナック GLENDRONACH 1968 OB for ANA 43% 素晴らしく高貴で美しく、自分的にはドキドキするくらいセクシーなシェリーカスクのドロナック。 加水なのが信じられない濃厚さと複雑さだが、ぎりぎりわかりやすさがありフレーバーを取り出しやすい。 【Very Good/Excellent】 フレーバーを取り出しやすいと書いているわりに

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これまでのテイスティングノート2:余市 1982-2009 26年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 116.16

余市 1982-2009 26yo SMWS (116.16) 59.6% NEW CASK (BUTT), one of 261 bottles

  余市 1982-2009 26yo SMWS (116.16) 59.6% NEW CASK (BUTT), one of 261 bottles ・香り: まず木材・鉛筆の削りカスがしっかり、カツオ節、カラメル、ドライクランベリー、プルーン、濃い蜂蜜、チョコレート、奥からピート ・味わい: ウッディとピリピリしたスパイシーがかなり強い、クローブやシナモン、ニューカスクらしい渋味、オイリー

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ブルイックラディ 21年 ムーンインポート ペニーブラック

ブルイックラディ BRUICHLADDICH 21yo "PENNY BLACK" MOON IMPORT 46%

素敵すぎるラベルで有名なボトルですが、中身も良かったです。 実はこないだ初めて飲みました。   ブルイックラディ BRUICHLADDICH 21yo "PENNY BLACK" MOON IMPORT 46% ラベルと比べると中身はちょっともっさりしたやや無骨な印象、厚みがあり粘性も高い、渋味もほど良く非常に複雑なシェリー感。 プラムジャムや紅茶、奥には重めの麦感、いつも表現に困る昔のブルイッ

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これまでのテイスティングノート1:グレングラント 1972-2009 36年 ダンカンテイラー リンブルグウイスキーフェア向け

グレングラント GLENGRANT 1972-2009 36yo DUNCAN TAYLOR for THE WHISKY FAIR 56.3% one of 209 bottles

whiskylinkには、基本的にはボトルを買ってしっかりと納得いくまでテイスティングしたものだけを投稿してきました。 こちらのブログにも少しずつ転載していきます。   グレングラント GLENGRANT 1972-2009 36yo DUNCAN TAYLOR for THE WHISKY FAIR 56.3% one of 209 bottles ・香り: 良いシェリー感、アプリコットやベリ

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ピートはすべてを救う?:ラフロイグ 2001-2008 7年 メゾンドウイスキー タータン #4653

ラフロイグ LAPHROAIG 2001-2008 7yo LMdW TARTAN #4653 58.4%

「ピートはすべてを救う」が最近私の周囲ではちょっとした流行語です。   ラフロイグ LAPHROAIG 2001-2008 7yo LMdW TARTAN #4653 58.4% 香りはニューポッティで若い印象が強い。アルコールの刺激とラフロイグらしいヨードっぽさの強いピートが主張する。 味わうと意外と未熟感やアルコール感が気にならず、グレープフルーツ系の柑橘や甘味とダシっぽい旨みを強く感じる。

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ロイヤルワラント!!:ラフロイグ 10年 オフィシャル ロイヤルワラント

ラフロイグ LAPHROAIG 10yo OB "Royal Warrant" 40% bottled in 1994 one of 2200 bottles

ラフロイグが1994年にワラントをもらった時の記念ボトル。   ラフロイグ LAPHROAIG 10yo OB "Royal Warrant" 40% bottled in 1994 one of 2200 bottles 香り、味わいともにややもっさりしてミーティな80年代っぽいシェリー樽のニュアンスがある。 粉っぽい凝縮感のあるグレープフルーツや抹茶感、乾いたピーテッドモルトなど、 裏蒸留

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自宅テイスティング:時にはじっくりテイスティングを:クレイゲラキ 1973-1994 スコッチモルトウイスキーソサエティ 44.7

クレイゲラキ CRAIGELLACHIE 1973-1994 SMWS(44.7) 54.3%

最近深夜に自宅で結構ストイックにテイスティングしてました。 ひさびさに開けたSMWSのボトル。   クレイゲラキ CRAIGELLACHIE 1973-1994 SMWS(44.7) 54.3% ・香り べっこうあめ、薄い紅茶、ヴァニラ、心地良い麦感や植物感、松ヤニやタールのようなピート感、少し塩素や金属感、樽は感じず全体としてプレーンでわりとクリアな印象であり、華やかさはあまりなく無骨な香り。

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期待の新人:ボウモア 1999-2012 12年 スリーリバーズ ダイナソー #800356

ボウモア BOWMORE 1999-2012 12yo TR DINOSAUR #800356 54.8%

ハズレが少ない90年代以降のボウモアを、ハズレが少ない信頼のボトラーであるスリーリバーズが、ハズせない新シリーズの第一段としてリリースしたボトル。 これが外れたらもう何も信じられません。(笑) ボウモア BOWMORE 1999-2012 12yo TR DINOSAUR #800356 54.8% 香りはトロピカル感より柑橘系フルーツ、麦感もわりとしっかり感じて少し若い印象もある。ピートはボ

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とにかくすごかった:スプリングバンク 1967-1978 10年 オフィシャル イタリア向け #3129

負けた感もありますが、すごいという言葉以上にしっくりくる表現がありませんでした。   スプリングバンク SPRINGBANK 1967-1978 10yo OB full proof #3129 59% イタリア向け 非常に太くて厚い酒。 シェリー感は想像したようなブドウ感が前面にでた高貴なタイプではなく、黒糖やカラメルが強いタイプ。 厚い麦感がどっしりと主張。かなり濃厚で重層的なため時間をかけ

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やっぱり旨かった:ロングロウ 1992-2009 16年 BBR レトロラベル ウィスクイー向け #70

ロングロウ LONGROW 1992-2009 16yo BBR retro label for WHISK-E #70 53.7%

何度飲んでも美味しいボトル。 ロングロウ LONGROW 1992-2009 16yo BBR retro label for WHISK-E #70 53.7% 香りはオフフレーバーの無い良いシェリー感、ベリージャムのような濃縮されたフルーティ、黒糖、ほど良い熟成感、焦がした麦感、ややアーシーで腐葉土のようなニュアンス、しっとりしたピートが主張。 味わいもシェリー系の濃厚なフルーツ・麦感・ピ

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ドキドキした1杯:ラガヴーリン 12年 オフィシャル ホワイトラベル 70年代流通

ラガヴーリン LAGAVULIN 12yo OB white label 43%

第1回の記念すべきボトルはこいつです。   ラガヴーリン LAGAVULIN 12yo OB white label 43% オールドのピート感は枯れておらずしっかりと主張。昔の素晴らしいシェリー感とそこから来る重層的なフルーツ感。 ピートもシェリー感もくたびれておらずくっきりと感じられ、まだ活き活きしている。 もうノージングするたびにドキドキして、口に含むと陶酔感で頭がおかしくなりそう。(笑)

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ブログはじめます。

はじめまして。 T.Matsukiといいます。 東京都内在住で、普段は自宅か有楽町でモルトを飲んでいる事が多いです。 ボトルはわりと買いますがコレクターではなく、あくまで自分はドリンカーだと思っています。基本飲んじゃいますので。 一時期はボトルがどんどん増えていきましたが、最近は買うペースと開けて飲むペースが同じくらいになりました。 また、タケモトさんが管理されているwhiskylinkにテイステ

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