ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

近年リリース:グレンギリー 1993-2014 21年 アデルフィ #776 59.6%

グレンギリー GLENGARIOCH 1993-2014 21yo ADELPHI #776 59.6% one of 562 bottles

とても良い近年リリースのシェリーカスクです。

 

グレンギリー GLENGARIOCH 1993-2014 21yo ADELPHI #776 59.6%
one of 562 bottles

香りは全体を包むシェリー、プラムジャム、チョコレート、レーズン、シナモン、ハーブ、しっかりと旨そうな麦感、リッチ。
飲むと最初滑らかだがヒリヒリとスパイシーに広がる、ジャム系の濃い甘味、引き締める渋味、バランス良好で麦の旨味もある、心地よく長めの余韻。

【Good/Very Good】

2014年にアデルフィがボトリングしたグレンギリー1993、21年熟成です。

ボトルに記載はありませんが、明らかにシェリーカスクの影響を受けたモルトで、ボトリング本数を加味するとシェリーバットでしょうか。

香りは全体を良いシェリーカスクのニュアンスが覆っており、ジャムやチョコレート、レーズンやハーブなどのシェリーカスクらしい要素がしっかり感じられる一方で、適度にこなれつつも旨そうな麦感が一体感を持って感じられました。

飲んでも香り同様のイメージで、良いシェリー感と麦の旨味が違和感なく共に感じられ、甘味と酸味のバランスも良く素敵な飲み心地でした。

近年シェリーでも良いものが散見されるようになっていますね。
最初は私が寛容になっただけかなとも思っていたのですが、明らかにここ数年で増えてきたように感じます。

 

#グレンギリー (GLENGARIOCH)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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