ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ニューリリース:プルトニー 2004-2016 12年 オフィシャル メゾンドウイスキー60周年記念 #127 61.3%

プルトニー PULTENEY 2004-2016 12yo OB for La Maison du Whisky 60th ANNIVERSARY #127 61.3% one of 594 bottles, Spanish Oak ex-sherry cask

割と強引な酒ですが、時間がかなり良くしてくれそうです。

 

プルトニー PULTENEY 2004-2016 12yo OB for La Maison du Whisky 60th ANNIVERSARY #127 61.3%
one of 594 bottles, Spanish Oak ex-sherry cask 

香りは強い近年シェリー感、プラムジャム、ビターチョコレートやアメリカンコーヒー、黒糖、ハーブ。
飲んでも強いシェリー感、ビリビリとスパイシー、強いジャム系の甘味があるが引き締めるコーヒー系の渋味もしっかり、コクあり、余韻は苦めのハーブ感があり長め。

【Good/Very Good】

フランスのメゾンドウイスキーが60周年記念にボトリングした、オフィシャルのプルトニー2004、12年熟成です。
色も濃く、スパニッシュオークのシェリーカスクで熟成されています。
最近は2000年代蒸留のシェリーカスクもだいぶ増えてきましたが、メゾンクラスでもこういうスペックの良いものを選ぶようになってきているんだなと改めて感じました。

近年らしいヨーロピアンオークシェリーカスクのニュアンスがかなり強く、ほぼそれに支配されていると言えそうな香味ですが、樽は良いものを使っているようでスペックの割にはかなり多彩です。

濃い甘味と強めの苦味渋味があって、ややちぐはぐなかんじもありますが、これは時間と共に一体化しそうです。

こんなに極端なバリシェリーのプルトニーは初めてかもしれません。
プルトニーですし、ハイランドモルトらしい原酒の個性も強いはずです。経年変化でシェリー感が落ち着いてきたときに不死鳥のように原酒の個性が蘇ってきて、それがこの酒を高みに導くような予感もあり、興味深く見守りたいと思います。

 

#プルトニー (PULTENEY)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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