ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ブローラ 1971-2001 29年 ダグラスレイン オールドモルトカスク

ブローラ BRORA 1971-2001 29yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 50% one of 258 bottles

華やかで近寄りやすいブローラ,加水の妙も感じる素晴らしいモルトです。

ブローラ BRORA 1971-2001 29yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask BRORA 1971-2001 29yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask

ブローラ BRORA 1971-2001 29yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 50%
one of 258 bottles

香りは力強く広がる、濡れて妖艶なニュアンス、熟しすぎたリンゴやオレンジやシトラス、煮出しすぎたアプリコットティー、奥からブドウ果汁、心地よい麦感、少し金属感、チーズとレザー、腐葉土、強いスモーク、陶酔感があり複雑。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、やはり熟し過ぎた柑橘を含んだ果実、消毒液、染み込むような麦感、ムスク、腐葉土、チーズとレザー、甘味はあるがドライなニュアンスもある、少しプリニー、麦の旨味と魚介ダシの旨味、ピートの効いた少しオイリーで陶酔感もある長い余韻。

【Excellent】

ダグラスレインのOMCからブローラ1971,29年熟成です。
ダグラスレインのブローラというと,オールド&レアの70年代前半のものに人気が集中しているようにも感じますが,このOMCのブローラ,相当突き抜けてます。

力強く広がる香り立ちで,のっけから怪しい妖艶さを伴っています。らしい熟しすぎたフルーツ感も多彩であり,奥からはブドウ果汁のようなニュアンスすら出てきます。濃縮したアプリコットティーのような感じや淡い金属感にもらしさを感じます。もちろんスモークもしっかりと感じられ,瓶内変化でよりくっきりとしたと思われるレザー感や腐葉土っぽいアーシーさも香りを深めており非常に好印象でした。

飲んでみると意外に滑らかな口当たりですがそこから目が覚めるようにぶわっと芳醇に広がります。らしい熟しすぎた果実に染み込んでくるようなテクスチャーのある麦の旨味,甘味はほどほどで塩気も感じ,麦系とダシ系の旨味が共にしっかりと感じられました。スモーク有意なピートも十分で,長い余韻の最後までしっかりと主張してきました。

テイスティングも楽しく,香るたび,飲むたびに唸ってしまうような素晴らしさでした。

人気のあるオールド&レアのものも確かに素晴らしく美味しいのですが,気難しく頑なな印象で,今回のOMCは近寄りやすさや楽しさも感じるこの辺のヴィンテージとしては珍しいタイプのブローラだと思いました。
この違いには,加水そのものと,加水のためにやや瓶内変化が強く出たということが大きく影響しているのではないかと思っています。

いずれにせよ,突き抜けた素晴らしいモルトであることに疑う余地がありません。
思わずときめいてしまうようなブローラでした。

 

#ブローラ (BRORA)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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