ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

これまでのテイスティングノート38:プルトニー 1996-2011 オフィシャル ドイツ向け #3557

 

プルトニー PULTENEY 1996-2011 OB #3557 61.7%
one of 294 bottles ドイツ向け

・香り:
強く蜂蜜の甘い香り、重厚なモルティ、ヴァニラ、オレンジ、アプリコットティー、バターなどオイルの要素がしっかり、ホワイトチョコ、蜜蝋、ワックス、魚介のダシ、草、少し酸を伴うニューポットを感じる若いニュアンスもあるがオフフレーバーではない。総合的にはフルーティもあるがオイリーで核の部分は重く無骨な印象。

・味わい:
濃厚でオイリー、粘性のあるねっとりした口当たりから、ハイストレングスらしいヒリヒリとしたスパイシー、無骨で重厚、蜂蜜や少し麦っぽいパンを思わせるような甘味が非常に強い、若い酸味、潮とダシ、旨味が非常に濃い。アップルパイ、アプリコットジャムなど凝縮感のあるフルーツ感、蜜蝋、ウッディな渋味が少し。結構複雑でビッグ。

・余韻:
蜂蜜の甘味が強くオイリーでスパイシーな長い余韻。

・加水:
崩れず、多少の加水では旨みも濃いまま。

・総評:
重厚で無骨でオイリー、プルトニーらしい味だが特に複雑で素晴らしい味わい。

【Very Good】

オイリーで重く、無骨で重厚だが樽のフルーティが乗っているというような最近の美味しいプルトニーの要素がしっかり。
プルトニーのオフィシャルカスクストレングスには本当にハズレがないという話は以前にも書きましたが、本ボトルは良い樽だったのか特に複雑で素晴らしい出来です。油やダシなど旨味として感じる要素が強いためか、飲み始めるとやめられないとまらないという感じでどんどん飲んでしまいます。こういう若くて旨いモルトを飲むと、先日のファークラスもそうですが、モルトの未来も捨てたものじゃないなと思います。

余談ですが、最近の日本国内におけるプルトニーの売れ行きは上々のようです。ドイツじゃなく日本にもこういう素晴らしいシングルカスクが入ってくることを切に願います。

〈2012/4/30 whiskylinkに公開〉

2012/9/26  追記:
プルトニーは本当に外れないですね。
日本の正規輸入代理店である三陽物産の方のお話では、日本のプルトニーの現行品の消費がもっと伸びれば日本向けシングルカスクもあり得るのではないかということでした。自分は好きなので、どんどん飲ませてもらいます。

 

 

#プルトニー (PULTENEY)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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