ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

グレンカウダー 1951 32年 サマローリ

スプリングバンク SPRINGBANK 1951 32yo SAMAROLI GlenCawdor 46% one of 120 bottles

スプリングバンク1951。・・・飲むのに覚悟が要ります。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1951 32yo SAMAROLI GlenCawdor 46%
one of 120 bottles

まさにスプリングバンクという香り、全体には植物的、干し草、ベリー感、ちょっとチーズ、乾いた麦感、オイリーなナッツ、粉っぽいグレープフルーツ、草っぽいしっとりしたスモーク主体のピート。
ヘザーハニーのような優しくコクのある甘さ、しっかりブリニー、乾いた麦、ちょっとタールやタバコのようなニュアンスを伴う昔のピート感が強め、濃厚ではないがしみ込むような旨さ。
いつもうまく言えないまさに旨い昔のスプリングバンクの味。

【Very Good/Excellent】

前回に続きサマローリのグレンカウダー。こちらは1951。蒸留所の記載はこちらにもありませんが、味は完全に昔のスプリングバンクです。

スプリングバンクらしい味というのはしっかり認識しているつもりですが、いつもそれをうまく表現できません。イチゴジャムやらブリニーやら、いろいろ典型的と言われるフレーバーはありますが、どれも自分の思うスプリングバンク感をしっかり表現できている気がしません。
そのため、素晴らしいと思っても、自分のテイスティングノートを見るとあまり素晴らしさが感じられなかったりして歯痒い気持ちになることもしばしばです。
このボトルのようにシェリーでない場合は特にそれが顕著です。

有楽町のマスターは、スプリングバンクはウイスキーというよりスプリングバンクという種類の酒と思えるとおっしゃいましたが、それはめちゃくちゃしっくりきますね。ウイスキーのテイスティングで、ラムっぽいとかコニャックっぽいとかいうみたいに、スプリングバンクっぽいと言えてしまいそうです。
このボトルは、まさに昔のスプリングバンクっぽい素晴らしいボトルです。

 

#スプリングバンク (SPRINGBANK)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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