ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

グレンモーレンジ 1995 10年 オフィシャル シングルカスク #3170

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 1995-2005 10yo OB SINGLE CASK #3170 59.6% one of 297 bottles

こだわりの樽感をしっかりと感じられました。

  

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 1995-2005 10yo OB SINGLE CASK #3170 59.6%
one of 297 bottles

香りは華やか、バニラ、フレッシュなオレンジ、りんご、ヘーゼルナッツ、少し若さも感じる強い麦感とオーク、時間と共にクリームが強くなる、飲むと力強いアタック、パイナップル、少し薬っぽいケミカルさ、オレンジ、バニラ、強いオークとタンニン、蜂蜜の甘味にはコクあり、麦の旨味もある、ほのかにオイリーで長めの余韻。

【Good/Very Good】

グレンモーレンジが2005年にボトリングした,1995年蒸留のシングルカスク,#3170です。
「slow-grown, air-dried, Bourbon cask」と記載されているように,いわゆるモーレンジがこだわって作っているデザイナーズカスクで熟成したものと思われます。
同様の樽でリリースされたアーティザンカスクが1995-2004というスペックのようですので,それを1年余計に熟成させたものというイメージでしょうか。

それこそアーティザンカスク~アスターに共通するような香りで,バニラやオレンジ,クリーム,しっかりとオークも感じて非常に華やかです。
ややフルーツ感にあざとさというか強引な味付け感があるのは否めませんが,特筆すべきはオークの強さのわりにエグ味が少ないことで,これは樽材の天日乾燥をしっかりと行うモーレンジのデザイナーズカスクならではなのかもしれません。

若くして,計算通りにしっかりと仕上がったモルトでした。

 

#グレンモーレンジ (GLENMORANGIE)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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