ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ロングロウ 1973 オフィシャル テキストラベル 46%

ロングロウ LONGROW 1973 OB "text label" 46%

優しい73ロングロウが体に染みわたりました。

 

ロングロウ LONGROW 1973 OB "text label" 46%

香りはべっこう飴、アプリコットジャム、滋味深く強いモルティ、オイル、濡れた土と獣っぽさ。
飲むとアタックは強くないが染み込むような強い麦芽の旨味と心地良いコクのある甘味、じわじわと強まる塩気、追いかけるように土っぽいピートも染み込んで来る。儚さもあるがゆっくり膨らむようなボリューム感もある不思議な余韻。

【Very Good】

まだ試験的に蒸留されていた時代のロングロウ1973、オフィシャルボトル。
蒸留所のイラストのあるボトルが一般的ですが、これは熟成年数表記もない、いわゆるテキストラベルと呼ばれているボトルです。

加水と瓶内変化もあってか全体に優しく少しぼんやりした印象もある香味ですが、やはりこの時代のロングロウだけあって、湿った土やピート、そして獣っぽいニュアンスもありました。

モルティな旨みもそうですが、それだけでなくコンテンツの全てが穏やかで染み込むようなテクスチャーを帯びているように感じられました。

分厚いボディというわけではないのに、飲んで後半の不思議なボリューム感も魅力的でした。

結構前にも飲んだことがあったのですがその時と同じ印象で、こなれてはいるのでしょうが、抜けてこうなったという香味ではないのだと思います。

また飲みたいと思っていたモルトでしたから、今回再会できて良かったです。
 

#ロングロウ (LONGROW)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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