ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

自宅テイスティング:グレンアラヒー 1971-2011 40年 スリーリバーズ ザ・ライフ #740

しっかりテイスティングできました。
去年出たライフのグレンアラヒーです。

 

グレンアラヒー GLENALLACHIE 1971-2011 40yo TR THE LIFE #740 48.1%
one of 162 bottles

・香り:
レモン、白ワインのブドウ感、青リンゴ、フレッシュでミント感もあり、鼻にスッと入ってくる。華やかなアロマ、非常にフルーティ、奥にはしっとりとしたタール系のピート感あり。

・味わい:
シロップのような甘味、青リンゴ、白ブドウ、レモン、グレープフルーツなどフルーツ感はアロマのままの印象。フレッシュな青葉のニュアンス。後半は思いのほかオイルとピートが主張する。熟成感が素晴らしく、樽は強くなく嫌味もない。ボディはミディアム。

・余韻:
グレープフルーツとピートがしっかり主張する。少しスパイシーで、長く心地よい余韻。最後に残るのは、グレンギリーや前に飲んだダルウィニー1966のようなアイラとは異なるピート感。

・加水:
全体に薄くなるだけでバランスはそのまま。

・総評:
非常にフルーティでピーティなアラヒー。
同じライフのキャパドニックに似た青リンゴや白ブドウを含むフルーティがしっかり感じられるが、裏打ちするように海のニュアンスのないピート感があり好印象。面白い。

【Very Good, Interesting】

青リンゴや白ブドウなどのフレッシュなフルーティにこういうピート感があるものは珍しいと思います。やはり特筆すべきは後半に主張して余韻にも長く残るピート感でしょうか。樽の出どころは最近アラヒーをいくつも出しているエージェンシー系かなぁと思っていたのですが、味の方向性は結構違うように感じました。
かなり好みの味です。

そういえば最近ライフの新しいリリースがありませんが、そろそろでしょうか。争奪戦がますますすごいことになっており、飲んでから買うなんて到底無理な状態です。私もこのボトルは酒屋さんからは買えず、好意で譲っていただいたものです。
それだけ期待値が高いということでしょうから、リリースするスリーリバーズさんのプレッシャーも半端じゃないでしょうね。選定に時間がかかるのもわかる気がします。

※2012/9/15追記
エージェンシーのアラヒーにも同系統のピーティなものがあるようです。やはりドイツ系の樽なのかもしれません。

 

#グレンアラヒー (GLENALLACHIE)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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