ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ニューリリース:グレンアラヒー 2006-2018 12年 オフィシャル スペイサイドウイスキーフェス2018向け #897 58.9%

上手にまとまった美味しい記念ボトルでした。

 

グレンアラヒー GLENALLACHIE 2006-2018 12yo OB for SPIRIT OF SPEYSIDE WHISKY FESTIVAL 2018 #897 58.9%
one of 1028 bottles

香りはオレンジオイルとアプリコットティー、バニラとフレッシュな強いモルティ、蜂蜜、少しフレッシュハーブ。
飲むと厚みもあるがじわじわとスパイシーになる。オレンジオイルやマーマレード、コクのある甘味と引き締めるオーク、旨味のあるモルティ、余韻にも嫌味がなく華やかで心地良い。

【Good/Very Good】

今年のスペイサイドフェスティバル向けにボトリングされた、グレンアラヒー2006、12年熟成です。
500mlボトルとはいえ本数は多く、数樽のヴァッティングか、シングルカスクだとしたらバットでしょうか。

ビリーウォーカー氏らが蒸留所を買収して、ラベルも含めていろいろ一新したアラヒーですが、このボトルはその序盤に手掛けたものと考えられ、スペック的にはどうかなと思いましたが力の入ったリリースと見込んで、海外から購入しました。
それを有楽町に持ち込んで、意図を考えながらじっくり複数回テイスティングしました。

スペイサイドフェス向けの12年熟成ということで、シトラスやバニラなどのバーボン系の華やかでフレッシュな感じが前面に出て若めのモルティさを押さえつけているタイプを予想して飲んだのですが、ちょっと違いました。

そういったニュアンスもあるのですが、ちょっとシェリー樽っぽい濃縮系の甘やかいニュアンスも感じられ、バーボンとリフィルシェリーのヴァッティングかもしれませんね。

スパイシーな刺激もありますが、少し粗さを伴いつつも旨味のあるモルティさも好印象でした。

複数樽のニュアンスがあり、華やかさとまったり感が共に感じられ、思っていたよりも単調でないタイプで良かったです。


 

#グレンアラヒー (GLENALLACHIE)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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