ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ブローラ 32年 オフィシャル 2011ボトリング 54.7%

ブローラ BRORA 32yo OB 54.7% bottled in 2011, one of 1500 bottles

ちゃんとブローラ味ですね。

 

ブローラ BRORA 32yo OB 54.7%
bottled in 2011, one of 1500 bottles

香りはクライヌリッシュっぽいアプリコットジャムと紅茶、ワックス、ブローラっぽい無骨なピートと塩素、非常にリッチ。
飲むとパワフルで芳醇。粘性があり期待通りオイリー、アプリコットジャムの甘味は濃いが品がある。モルトの旨味もありリッチ、しっとりしたピートがあり、獣っぽく長い余韻。

【Very Good/Exccellent】

2011年にボトリングされた、オフィシャルのブローラ32年熟成です。
逆算すると1979年くらいの蒸留ということになります。

アプリコットジャムの入った紅茶のような、クライヌリッシュのようなニュアンスがしっかり感じられる一方で、無骨で塩素っぽいニュアンスや強いピートの主張もあります。

口に含むと期待通り粘性のあるオイリーなテクスチャーで、やはりクライヌリッシュとブローラ両方のニュアンスがありました。

そして、リッチで濃厚ですがオフィシャルらしくどこか品のある佇まいの1杯でした。

ブローラは80年代に入ってから、1983年の閉鎖間際は特にですが、クライヌリッシュ感がかなり強くなるイメージです。

しかしこのボトルは70年代だけあって、クライヌリッシュまだ負けてないかつてのブローラの個性がしっかりと感じられ、楽しむことができました。

1972ヴィンテージなどまさにというブローラも好きですが、私はクライヌリッシュもかなり好きなのでこういうハイブリッドタイプも大好きです。

 

#ブローラ (BRORA)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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