ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ニューリリース:グレンファークラス 2008-2017 8年 オフィシャル ウイスキーフープ向け #443 59.5%

グレンファークラス GLENFARCLAS 2008-2017 8yo OB for THE WHIKSY HOOP #443 59.5% one of 323 bottles, First Fill Sherry Hogshead

蒸留所で自分も選んだ樽で、感激でした。

 

グレンファークラス GLENFARCLAS 2008-2017 8yo OB for THE WHIKSY HOOP #443 59.5%
one of 323 bottles, First Fill Sherry Hogshead

香りはやや深みのある近年シェリー、プルーン、黒糖、フレッシュさを残したハーブ、煮出し過ぎた紅茶、ギリギリ若さを感じないモルティ。
飲んでも濃厚シェリー、プルーンのような濃縮フルーツ、濃厚な甘味と味を深めるハーブとウッディネスの渋味、淡いエグ味、少しかりんとうっぽさもあり麦芽の旨味もしっかり、余韻は長めで少しマールっぽさを伴う。

【Good/Very Good】

今年1月に頒布になった、ウイスキーフープ向けのグレンファークラス2008、オフィシャルの8年熟成です。
ちょうど8年熟成ということもあり、昔のトール瓶8年の復刻ラベルが使われています。
何を隠そう、私がスコットランドに行った際に幹事の方々と一緒に蒸留所で大量のサンプルを樽から飲み、例年よりも良いものが少ない中ではありましたが、ほぼ全員一致で一番良いと思って選んだ樽が今回のものでした。

近年のシーズニングシェリーですが、現地で飲んだ時にも感じた通りスペックのわりに明らかな多彩さと深みがあり、すでにかなり仕上がっていると思います。

現地でサンプリングしたものとボトリング後では結構香味が違っていることが多いと聞きますし、実際にそういう経験もありますから覚悟はしていましたが、私としてはこのファークラスに関してはほぼ現地で飲んだ通りの香味だと感じました。

8年熟成で会員向け価格でも約17000円と、正直熟成年数を考えると割高だなと感じましたしCPが高いとは思いませんが、特別な樽だとは感じますし、香味的には納得できるものだと思います。

自分が蒸留所で選定に関わった樽ですから想い入れ抜きには評価できない部分もありますが、満足度の高い短熟シェリーのオフィシャルボトルだと思います。

#グレンファークラス (GLENFARCLAS)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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