ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

近年リリース:レダイグ 2004-2015 10年 メゾンドウイスキー ARTIST#5 #900178 60.7%

イチゴはいたんじゃないでしょうか。

 

レダイグ LEDAIG 2004-2015 10yo La Maison du Whisky ARTIST#5 #900178 60.7%
one 579 bottles, First Fill Sherry Butt

香りはまったりと甘やか、ミックスベリーのジャム、ミーティ、魚介ダシ、ハーブ、しっかりアーシーでヨードのある強いピート。
飲むとパワフルで芳醇、香り同様のジャム系の甘味、引き締めるハーブの渋味、青臭さもあるエグ味あり、ヨードの強いピートは主張が激しい、雑味もあるが強い味が長く残る。

【Good/Very Good】

2015年にボトリングされた、フランスのメゾンドウイスキーのアーティストシリーズ#5のレダイグ2004です。
ファーストフィルシェリーバットで10年熟成されたピーティなモルトですね。

香りはしっかりシェリーカスクが効いており、ベリージャム系の甘やかなニュアンスがあり、魚介ダシやヨードもあってピートもしっかり感じられました。
ブラインドでノージングしたらラフロイグのシェリーカスクと言いそうです。

飲んでも強いシェリー感があり、香り同様のジャム系の強い甘味をハーブっぽい渋味が引き締めていました。それに加えてやや青臭いエグ味や雑味もあって少し飲み心地を損ねているようにも感じました。
ただ、香り以上に強烈なピートの主張もあり、それらをある程度マスクしているように感じました。

全体としては、強いシェリーとピートの力で未熟感や雑味を覆い隠そうとして隠し切れなかったみたいな印象を持ちました。

とはいえ、バリシェリー&ピーティというタイプのモルトは数も少なく、シェリー感自体は良いものですし、引っかかる部分も時間経過である程度改善しそうでもあり、好きな人もいそうですし魅力的なリリースだとは思います。


 

#レダイグ (LEDAIG)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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