ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ニューリリース:グレンスコシア 2003-2015 12年 オフィシャル リミテッドエディション ウイスキーフープ向け #83 58.2%

グレンスコシア GLENSCOTIA 2003-2015 12yo OB LIMITED EDITION for THE WHISKY HOOP #83 58.2% one of 257 bottles

ウイスキーフープらしいと感激してしまう素敵なオフィシャルボトル、その1です。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 2003-2015 12yo OB LIMITED EDITION for THE WHISKY HOOP #83 58.2%
one of 257 bottles

香りは焼きたてのパンのような強い麦感や生姜、バニラ、アプリコットジャム、プラム、少しみりんやチーズ、オレンジクリーム、ミネラル、奥から草っぽさを伴うスモーク。
飲むとひりっとスパイシーだが粘性もある、アプリコットジャム、オレンジクリーム、バニラ、麦の旨味が濃厚で少し噛み応えあり、チーズっぽい旨味もある、タールも伴う強めのスモーク、蜂蜜のようなコクのある甘味、少しブリニー、引っ掛かりのない心地の良い余韻。

【Good/Very Good, Interesting】

オフィシャルシングルカスクのグレンスコシア2003、12年熟成です。
キャンベルタウンモルトとしてはスプリングバンクの裏に隠れがちですが、最近良いリリースの多いスコシアのオフィシャルボトルを、今回ウイスキーフープで2本ボトリングできました。
こういう形のスコシアのオフィシャルシングルカスクは他に知らず、初めて飲みます。
まずは2003年蒸留のものです。

若い熟成期間で決して特別に複雑な香りではありませんが、パンのような旨そうなニュアンスや生姜っぽさを感じる強い麦感をベースに、少しジャム系の濃縮感のあるフルーツ、そして最近のスコシアらしいクリーミーさ、同じキャンベルタウンのスプリングバンクを思わせるチーズや淡いピートがあり、若さを感じません。

飲んでも濃縮感がありクリーミーさもあり、香りよりも強めのピートも効いていました。麦の旨味は濃厚で、甘味にはコクがあり、キャンベルタウンらしく少しブリニーで嫌味や未熟感はなく飲み心地も良かったです。

クリーミーさやピートが刺々しさを包み込んでいるのか2000年以降蒸留とは思えない仕上がりの良さで、不思議と一体感も感じました。

オフィシャルボトルらしく最近のハウススタイルも感じる素敵なボトルだと思います。

 

#グレンスコシア (GLENSCOTIA)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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