ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ニューリリース:スプリングバンク 1995-2016 20年 オフィシャル 東京インターナショナルバーショー2016 52.1%

シェリー感やピートが控えめで、すっぴんの熟成感が垣間見えるボトルでした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1995-2016 20yo OB for TOKYO INTERNATIONAL BARSHOW 2016 52.1%
one of 492 bottles, Fresh Sherry Cask

香りは華やか、淡いシェリー感で樽感は強くない、フレッシュなヘタ付きのイチゴ、リンゴ、蜂蜜、小麦粉を感じる素朴で強めの麦感、ナッツ、うっすらシナモン、ミネラルと穏やかなピート。
飲むと香りよりシェリー感がありじわじわとスパイシー、淡くシナモン、オレンジも感じるほどよい甘味と酸味、粉っぽいテクスチャーでやや噛み応えあり、しっかり残った麦の旨味と牡蠣のような旨み、穏やかなピートと塩気がある長めの余韻。

【Good/Very Good】

今年の東京インターナショナルバーショー向けにボトリングされたオフィシャルのスプリングバンク1995、20年熟成です。

フレッシュシェリーカスクという記載ですが、色も濃くなく香りのシェリー感は淡く全体を包む程度です。
20年熟成ですが、比較的若いバンクに感じるような強い麦感やヘタ付きの植物感を伴うイチゴのようなニュアンスが感じられました。とはいえ未熟ということではなく、近年バンクとしては抑えられたピート感も含めてそれなりに一体感のある香りでした。

飲むと香りよりも近年系のシェリーを感じますが、それでも影響は強くなく、ナチュラルなフルーツ系の甘味と酸味にらしい塩気、強めの麦や魚介系の旨味もあり、ピートもあり、いろんな味が楽しめました。

シェリー感は全体の一要素という感じですが、スプリングバンクらしい香味とナチュラルな熟成感で美味しくいただきました。


 

#スプリングバンク (SPRINGBANK)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

寄付のお願い

運営にご協力ください