ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ニューリリース:トマーティン 1995-2015 19年 オフィシャル ウイスキーフープ向け #6711

ずいぶんとナチュラルなフルーツ感だったのが印象的でした。

トマーティン TOMATIN 1995-2015 19yo OB for THE WHISKY HOOP #6711 TOMATIN 1995-2015 19yo OB for THE WHISKY HOOP #6711

トマーティン TOMATIN 1995-2015 19yo OB for THE WHISKY HOOP #6711 60%
one of 280 botles, Refill Sherry Hogshead

香りは華やかで強い、湧き上がる多彩なフルーティ、洋梨のコンポート、桃、オレンジ果汁、クリーム、バニラ、生き生きとした麦感、心地よいオーク。
飲むとヒリヒリと刺激的なスパイシーさ、桃とグァバ、果汁感のある甘味と心地よい果汁の酸味、引き締めるオークのタンニン、遅れて麦感、ミディアムボディで雑味のない綺麗な余韻。

【Good/Very Good】

ウイスキーフープから10月に頒布されたトマーティン1995,19年熟成です。

ウイスキーフープ結成式の時にお披露目されたボトルで,その時も好印象でしたが,今回改めて飲んでも前回の印象通りでした。

華やかで強い香り立ちで,洋梨や桃など多彩なフルーツが果汁感を伴ってしっかりと感じられました。それでいて良い麦感もしっかりと感じられ,オークのニュアンスもほどよくとても良い香りです。

飲むとニューリリースのハイプルーフだけあってかなり刺激的ですが,トマーティンらしい桃やグァバといってトロピカルフルーツ感もある果汁系の甘味と酸味があり,なによりもそれにケミカルな薬っぽいニュアンスが伴わなかったのがトマーティンとしてかなり好印象でした。
香り同様にオークのニュアンスや麦感もほど良く,洗練された綺麗な味わいでした。

トロピカル要素全開というわけでは無く,それが多彩なフルーツ感の一要素におさまっており,それでいてケミカル感が無いという,フルーティなモルトとして極めて優れたものだと思います。
フルーティさが印象的ではありますが,麦感もちゃんと残っていたのも良かったです。
さすがに麦感における太さや全体の厚みにおいてはそこまで突き抜けたものではありませんでしたが,これから瓶内でどう変化していくのか楽しみです。

良く知られている1976らしい味にもう少しボディがあって多彩さやナチュラル感のあるようなタイプに成長してくれると嬉しいなと思います。

トマーティン TOMATIN 1995-2015 19yo OB for THE WHISKY HOOP #6711

#トマーティン (TOMATIN)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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