ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ニューリリース:カリラ 1993 21年 THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY “53.216”

カリラ CAOL ILA 1993 21yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "53.216" 60.6% one of 597 bottles, Refill Sherry Butt

とても良くできたシェリー樽のカリラ,貴重なスペックですしかなり美味しいです。

 CAOL ILA 1993 21yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "53.216"

カリラ CAOL ILA 1993 21yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "53.216" 60.6%
one of 597 bottles, Refill Sherry Butt

香りは暖かく良いシェリー感、熟したオレンジ、プラム、キャラメリゼしたナッツ、淡い塩素としっかりピート、少し焦がした麦、暖炉の火、リッチ、飲むと最初柔らかだが芳醇にスパイシーに広がる、少し粉っぽく凝縮した柑橘、プラムジャムの甘味、魚介ダシと少しミーティな濃い旨味、強いピートの奥に麦感、長い余韻。

【Very Good】

SMWSから53番=のカリラ1993,21年熟成のニューリリースです。
(※SMWSの蒸留所コード一覧はこちら

香りは良いシェリー感が色の割にはしっかりと全体を覆っており,熟したフルーツやキャラメリゼしたようなナッツ,カリラらしい淡い塩素っぽさに加え暖炉のそばにいるようなスモーキーさを感じました。

飲んでみると最近のソサエティらしく度数のわりには刺激が無く,穏やかに芳醇に広がりました。私が好きなカリラに感じる粉っぽく凝縮した柑橘感とシェリー樽熟成由来と思われるジャムっぽさが同時に感じられ,魚介と肉をともに感じる旨味にも深みがあって好印象でした。
もちろんアイラのカスクストレングスらしいピートもしっかりと主張してきました。

シェリーのカリラ自体なかなか出会えませんが,そのシェリー感が良質で,しかもカリラらしい魅力まで詰まっているとなれば,そして値段も高くないとなれば,もう買うしかありません。
さっそく探したところ・・・,結構な本数があるはずなのにもう売り切れてました。
やっぱりみんな美味しいと思ったんでしょうね。結構残念でした。

 

#カリラ (CAOL ILA)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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