ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストラスアイラ 1965-2007 GM リザーブ ジャパンインポートシステム向け #2910

ストラスアイラ STRATHISLA 1965-2007 GM "RESERVE" for JIS #2910 49.1% one of 148 bottles, Refill Hogshead

素晴しく突き抜けたフルーティストラスアイラです。

 ストラスアイラ STRATHISLA 1965-2007 GM "RESERVE" for JIS #2910

ストラスアイラ STRATHISLA 1965-2007 GM "RESERVE" for JIS #2910 49.1%
one of 148 bottles, Refill Hogshead

香りは強い熟成感、華やかでフルーティ、強い陶酔感、グレープフルーツのわた、パッションフルーツ、ライチ、うっすらとヒノキのウッディネスとオールドピート、複雑。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、香り同様のグレープフルーツのわたや爽やかなトロピカル感もある突き抜けたフルーティ、優しい甘味、香りより強いオールドピート、フルーツとピートが共に長く残る陶酔感のある余韻。

【Very Good/Excellent, Interesting】

GMが2007年にジャパンインポートシステム向けにボトリングした,リザーブラベルのストラスアイラ1965,およそ42年の長熟です。

香りの最初から強い熟成感と陶酔感を感じる華やかなフルーティが炸裂しており,60年代ボウモアと近いグレープフルーツのわたのようなニュアンスやトロピカル感まで感じました。60年代ストラスアイラらしいヒノキっぽいニュアンスも奥にありますが,フルーティに完全に支配されており強くは感じませんでした。

飲んでも芳醇な広がりがあり,香り同様の陶酔するようなフルーツ感もしっかりと感じられました。そして,香りでは顕著でなかったオールドピートが炸裂するフルーツの中でもしっかりと主張してきたのがとても印象的で,このコンビが余韻の最後まで陶酔感を伴って残りました。

特に香りは,自分にとって特別なボトルである,ウイスキーフェア向けのグレングラッサ1965に似ているフルーツ感でした。
こんなストラスアイラには他で出会ったことがありません。

発売当時にも非常に好みで,何度も飲んだボトルでしたが,今久しぶりに飲んでみて,どうして自分があんなに好きだったのかがよくわかりました。
麦感こそ感じにくくなっていますが,突き抜けたフルーティがありながらきつい樽の主張もなく度数が残っているためか飲み応えもあり,極めて美味しいです。

 

#ストラスアイラ (STRATHISLA)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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