ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

めちゃくちゃ興味があった:レアヴィンテージブレンド 1965-1998 33年

レアヴィンテージブレンド Rare Vintage Blend 1965-1998 33yo Robert Buchan & Co. 41.2%

ずっと飲んでみたかったボトルでした。

 

レアヴィンテージブレンド Rare Vintage Blend 1965-1998 33yo Robert Buchan & Co. 41.2%

香りは強めのウッディネス、煮詰めたベリーやプラム、オールドグレーンやアイリッシュのようなオイリーなトロピカル。
飲むと粘性あり、ミント、やはりアイリッシュ系のオイリーなトロピカル、ウッディ、濃厚で複雑でリッチ、度数の割には迫力もある。ねっとり甘く渋味もきつくない。

【Good/Very Good】

1998年詰めのプライベートボトリングのブレンデッドウイスキーで、80%以上がモルトウイスキー、グレーンは20%以下とのこと。
しかもモルトはキャンベルタウンの有名蒸留所とのことで、当然スプリングバンクということだと思われます。デッドストックとして数年前に出てきてからずっと気になっていたボトルで、30000円以上とかなり高額で手が出せませんでしたが、先日有楽町で開きやっと飲むことができました。1965の本当に旨いスプリングバンクであればその値段でも高くはありませんが、さすがに飲まずに買えるものではありません。

さて、肝心の味ですが、正直私にとってはスプリングバンクらしい味が全面には感じられませんでした。言われれば雰囲気を感じなくもないという程度です。また、20%以下というグレーンですが、その美味しさも含め意外としっかり感じられます。
ウッディネスに加えて、特にアイリッシュのようなオイリーなトロピカル感は特徴的で、昔のグレーンに感じることも多いニュアンスです。
複雑でリッチで美味しいウイスキーであることは間違いありませんが、個人的には60年代の旨いスプリングバンクとして飲めるかと問われれば答えは否です。

 

#ブレンデッド・ヴァッテッド (blended or vatted malt)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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