ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ニューリリース:ロングモーン 1964-2012 GM 蒸留所ラベル

完全に予想以上の美味しさでした。侮ってごめんなさい。

 

ロングモーン LONGMORN 1964-2012 GM distillery labels 43%

高貴なシェリー、少しセクシー、ベリーやプラムのジャム、カラメル、濃く煮出した紅茶、樽のウッディネスはそれほど強くない、どんどん湧いてきてノージングが楽しい。
飲んでも香り通りの高貴なシェリー、濃いめのベリージャム、みずみずしいブドウ、ロングモーンらしいナチュラルなトロピカル感がしっかり、濃いが上品さを残した甘味、ウッディネスもほどほどで渋みも強くない。
陶酔感もあり非常に高品質な60年代ロングモーン。

【Very Good/Excellent】

2012年詰めニューリリースのGM蒸留所ラベルのロングモーン。
GMの60年代の樽は軒並み高価格になっていて、このボトルも定価で3万円台後半だったと思います。
以前にリリースされた60年代のGMケルティックラベルがカスクストレングスなのに2万円台半ばくらいでまだ流通していることを考えると、加水でこの値段はさすがにCP悪いなと思っていましたが、有楽町で飲むことが出来ました。
GMから出る60年代シェリーのロングモーンは、ほとんど例外なく素晴らしいシェリー感とらしいトロピカル感がしっかり感じられますが、最近のリリースは加水でもかなり強い渋味を伴うものが多く、正直それほど期待していませんでした。

しかし、つい否定的な気持ちで飲んだにも関わらず、唸らされるほど良い出来でした。
ヴァッティングや加水の妙なのか過熟感がほとんど感じられず、高貴なシェリーとナチュラルだが強いトロピカル感が感じられ、まさに旨いシェリーのロングモーン。
ただしこれだけ美味しくても、さすがに高いとは思います。


 

#ロングモーン (LONGMORN)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

寄付のお願い

運営にご協力ください