ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ローズバンク15年 オフィシャル ゼニスインポート 61%

ローズバンク ROSEBANK 15yo OB 61%

洗練された深みのある素晴らしいボトルです。

 

ローズバンク ROSEBANK 15yo OB 61%
ゼニスインポート 80年代流通

刺激的な香り立ち、ドライでクリア、生き生きした麦感、白い花、紅茶、リンゴ、淡い桃、バニラ、若葉、飲んでもドライでクリアだが香りよりかなりフルーティ、強くスパイシー、リンゴ、淡く桃やパイナップル、上品なシロップの甘味、くっきりとした輪郭としっかりしたキレがあり、最後まで強くスパイシーだがフルーティで長めの余韻。

【Very Good】

80年代に流通していたローズバンクのオフィシャル15年、ゼニスインポートでこれは61%のボトルです。
同じラベルの15年には50%のものもあります。

ドライでクリアであり、輪郭もくっきりしています。フローラルで心地良い植物感もあり、キレ味も鋭いです。これらは何度飲んでもこのボトルに共通して感じる要素であり、今回も期待通りでした。

前にもどこかで書いた気がしますが、初めてこのボトルを飲んだ時には正直言ってあまりピンときませんでした。
伝説的ボトルを飲むと、大概強い個性とインパクトを感じるのですが、当初はとにかくドライでモルティでキレのあるモルトという印象しかありませんでした。
それから3年くらいたって改めて飲む機会があり、その時にはこのドライでキレ味鋭い個性の他に、しっかりとしたフローラルやフルーツがモルティと融合している素晴らしいモルトと感じ、上品で凛とした佇まいを感じました。
今回は、ボトルの状態もあるのか飲むとこれまで以上にフルーティに感じましたが、やはりブレない個性がありました。

有名ボトルの中では、真価を離解するのに経験値を要するモルトだと思います。
 

#ローズバンク (ROSEBANK)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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