ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

アードベッグ 12年 オフィシャル 1966年ボトリング 46%

アードベッグ AREBEG 12yo OB bottled 1966 46%

50年代蒸留の貴重なアードベッグです。

 

アードベッグ AREBEG 12yo OB bottled 1966 46%

香りは鋭く強い。フレッシュシトラス、アプリコットジャム、金属感や砂利っぽさを伴うアーシー、レザー、燻製の魚、ピートは奥からじわじわと上がってくる。
飲むと穏やかな口当たりからから芳醇に広がる。やや濃縮したフルーツのコクのある甘味、香り同様に金属的だがエグミは軽微。魚介系の旨味は濃い、ドライで鋭いピートがしっかり効いた余韻。

【Very Good】

1966年にボトリングされたアードベッグ12年、オフィシャルボトルです。

同時期に流通していたものとして先のボウモア2種と同時に開栓され、一緒に飲んだのですが、どちらかというとこちらのアードベッグのほうが枯れ感が少なく生きたモルトでした。

この年代に蒸留されたアードベッグは記憶にある限り飲んだことが無いように思いますが、鋭い金属感や砂利っぽい独特のアーシーさ、そしてスモーク優位のピートなど、70年代までのアードベッグに顕著に感じられる個性がこのボトルからも感じられました。

度数は低いですが芳醇さがあり、フルーツ感も多彩で、旨味もあって魅力を十分に保ったオールドボトルでした。

※2018/2/17追記
なぜか40%だと思ってテイスティングしていたのですが、実際は掲載後にご指摘いただいたように80UKプルーフなので46%でした。修正させていただきました。
相当なオールドボトルなのに劣化要素が少なく、芳醇さが残っていたのは46%だったことが少なからず影響しているように思います。
ご指摘ありがとうございました。

このボトルは、高田馬場の歩古ホールさんでいただきました。

#アードベッグ (ARDBEG)

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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