ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

缶ハイボール座談会

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先日、テイスターとして関わっているウイスキーガロア誌の座談会に参加してきました。

今回のテーマは“缶ハイボール”

だいぶ暑くなってきましたし、健康志向もあってか缶ハイボールの消費も伸びているみたいですから、それに合わせた企画ですね。

以前にも同様の企画があったのですが、その時は飲み過ぎて酔ったというよりお腹がチャポンチャポンになって終盤苦しかったので、今回はそこに最も気を付けてテイスティングしてきました。

前回は20種類でしたが今回は16種類。それでも十分多いのですが、チャポンチャポンへの配慮は多少されていたみたいですね。

 

なお、「撮影のため涼しげな格好でお越しください」という依頼がわざわざあったので、お気に入りの半袖セットアップにグルカサンダルで颯爽と参上したのに、撮影されたのは上半身だけでした。笑

 

ハイボールなんて自分で作ればいいとも思えますが、ウイスキーが常温保存だと氷が一気に溶けて炭酸水との(味だけでなく発泡においても)バランスが変わります。その点で缶ハイボールは適切な配合のまま冷やされていますし、あらかじめブレンドされて一体化しているという焼酎の前割りみたいな変化もありそうです。なので、個人的には氷を入れたグラスに移すより缶でそのまま飲むのが良いと思っています。

 

さて当日は、王道の角ハイから始まって、いろんなタイプのものをテイスティングできて楽しかったです。ハイボールは厳密には専門外ということもあって少し気楽ですし、そのぶん新鮮な発見もあります。

 

採点もあったのですが、評価基準は少々難しいところでした。

食事と合わせて飲むのに適しているものを評価すべきか、あるいは個性があって単体でじっくり飲んで美味しいものを評価すべきか。TWSCで焼酎を評価するときと似た悩みでした。

とはいえ、缶ハイボールの製品コンセプトは多くの場合「食事・ツマミとの相性が良く気持ちよく飲食できる」というものでしょうし、私の求めているのもそこなので、そこを基本路線として他で加点するという形式で採点していきました。

 

※自宅やBARで美味しいモルトを使って丁寧に作ったハイボールを採点するなら単体でじっくり飲んで美味しいという基準になりますね。これはもう別ジャンルという認識です。

 

となると、やはり最初に飲んだ角ハイの完成度の高さよ。。。

普段あまり飲まない私でも条件反射的に唐揚げが欲しくなるという不思議。

レモンの風味も憎らしいくらいちょうどいい。

 

標準点をこれにしたのに、なかなかこの方向性でこれに勝るものは出てきませんでした。

 

そんな中、心に残ったのはローソン限定で売られているというコンパスボックスの「オーチャードハウス」というブレンデッドモルトウイスキーをそのまま使ったという缶ハイボールでした。

 

ラベルデザインが缶だと女子が風呂上りに飲みそうなフルーツ系カクテルと誤認しそうなのと、値段(税込618円)を見て「高っ」とは思いましたが、前述のハイボールに求める要素に加えて、余韻にじわっとモルトらしい旨味が伸びていく感じが非常に好印象でした。

 

なお、家でもじっくり飲もうと買って帰ったら、ラベルデザインから誤認した妻が飲んでしまいこの写真は自宅2本目です。ラベルのせいで高くつきました。笑

 

いつになく陽気で楽しい座談会でしたし、全体の評価やほかのテイスターの方々の意見も興味深いものでしたので、ぜひウイスキーガロア57号もご覧ください!