ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ミルバーン 1975 18年 UDレアモルトセレクション 58.9%

MILLBURN 1975 18yo UD RARE MALTS SELECTION 58.9%

MILLBURN 1975 18yo UD RARE MALTS SELECTION 58.9%

少し萎びたレモン、ピュアで強い麦芽とその旨味はしっかり、全体にクリーンでキレがある、鋭くミネラリーな余韻。

【Good/Very Good】

UDレアモルトセレクションのミルバーン1975、18年熟成です。1993年頃のボトリングでしょうか。
ラスト数ショットとなり、飲み頃感がでているかなと思ってオーダーしてみました。

クリアかつヒリヒリするような香味で、まさにレアモルト味です。
昔に比べれば瓶内変化でこなれた部分はありますが、これだけ経ってもヘタれるどころかまだ頑なで鋭いところがあります。

そのほとんどがプレーンな樽感でハイプフールなこのシリーズ、チルフィルターのかけ過ぎなのかいつまで経ってもクリアでクリーンです。

約30年の長い長い瓶内での期間に加えて開栓後1年半、しかもラスト数ショット、これでもツンのみでデレがほとんど感じられません。
自宅の倉庫にはこのシリーズのボトルがフルボトルで何本か保管されていますが、生きているうちには飲み頃と思える日が来ない気がしてきました。

とはいえ、私も含めてこの系統が楽しめる人にとっては、美魔女のようにいつまでも美しさが保たれるとも思えますね。

瓶内変化については以前から肯定的な意見を持っていますが、UDレアモルトを飲むといろいろ考えさせられますね。

ちなみにミルバーンは80年代に閉鎖された蒸留所ですが、まだイキイキとしたこの香味ではノスタルジックな気分になれません。笑

モルトウイスキーをこよなく愛する男です。
ボトルも買いますがコレクターではなく、あくまでドリンカーです。
自宅もしくは第2のマイホームである有楽町キャンベルタウンロッホさんで楽しく飲んでいることが多いですが、たまに調子に乗りすぎて後で後悔します。
でもそんな日々が私の人生を豊かにしています。

いちドリンカーとして考えるところがありブログを始めましたが、評価はあくまで私の好みに合うかどうかであり、それも私が飲んだタイミングでのものです。そのボトルの魅力・価値のすべてを判断できるものではないということをご了承ください。

レーティングに関しては、私がブログを始めるきっかけとなった「Drinker's Diary」を公開されていたTaylor Smissonさんに倣っています。

E:Excellent
VG:Very Good
G:Good
OK:Okay
B:Bad
VB:Very Bad
T:Terrible
I:Interesting

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